緊急処置で利用する静脈注射やワンショット

静脈注射や皮下注射、筋肉注射など、名前は聞いたことはあるのではないでしょうか。
しかし、全員が全員お世話になるわけではありませんから、気にしたことがない人もいるかもしれませんし、全部同じだろうと考えている人もいるかもしれません。
ですが、どこに注射薬を注入するのかによって、効果も変わってきます。

今回は静脈注射について、お話したいと思います。

注射液の効き方が違う静脈注射について

皮内、皮下、筋肉、静脈というのは、注射をする場所を言います。
書いて字の通り、筋肉注射なら筋肉に注射しますし、静脈なら静脈に注射します。
なぜ場所が違うかというと、それによって注射液の効き方が違うからです。

静脈注射がもっと効果が現れるのが早く、筋肉、皮下の順で効果が現れるまでの時間が長くなります。
そのため早く効果を出したい、緊急処置などでよく利用される方法です。
この他にも、薬剤の量が多くなったり、薬の性質として筋肉や皮下には注射できなかったりするときに使われます。

即効性がある分、副作用もすぐに出るため、注射後は医師の指示に従い安静にしておきましょう。
最も効果が現れやすいという特徴を持つ静脈注射ですが、ワンショットと呼ばれる静脈注射と、点滴静脈注射の2つがあります。

ワンショットと点滴の良し悪し

ワンショットは普通の注射器をイメージしてもらうといいかもしれません。
注射器の針を直接静脈に入れて注射薬を注入します。
必要量の注射薬を直接血管に入れるため、素早く効果を現すことができる反面、血中の薬の濃度が急激高まるため、ショックなどを起こす可能性があります。

点滴静脈注射はいわゆる点滴で、血管に管を固定し重力を使って袋の中の薬剤を入れる方法です。薬液を入れるだけではなく、飲食ができない人のために水分や栄養を与えるときにも使われます。
薬液を使用した場合の特徴は、注射器では入れることのできない多量の注射薬を使うことができる事です。

それから、薬剤を入れる量を調節できるため、ワンショットよりも血中の薬の濃度変化を緩やかにすることができます。
特に高齢者など、体が弱い人に対しては有効な方法です。余談になりますが、点滴とは薬の名前ではなく、方法の事を指します。